ある朝 Search Console を開くと、検索のグラフがほとんど底まで落ちています。昨日までクリックを集めていたページが、今日は表示されていません。最初の反応は、すぐに何かを変えることになりがちです。ページを削除する、タイトルを書き直す、サイトを一から作り直そうと考える。しかし急な落ち込みにはいくつもの異なる原因があり得て、原因ごとに対処法が違います。だからこそ、まず順番に確認し、そのあとで判断するほうが確かな進め方です。

この記事は、自社サイトで実際に経験した落ち込みから生まれました。9月の最後の数日、kilmanbilisim.com は Google 検索で1日あたり36〜83回表示されていましたが、10月1日にはその数が2回に落ちました。以下の順番は、その週に自社サイトで実際にたどった順番で、各段階で何が見つかったかも書き添えています。サイトが新しい場合や、最初から Google に表示されていない場合は、自分の店がグーグルに出てこない理由の記事から読むほうが適しています。この記事は、表示されていたサイトが突然見えなくなった場合のためのものです。

1. まずレポートを確かめる:遅れか、本当の落ち込みか

Search Console の検索パフォーマンスのレポートは、データを少し遅れて表示します。グラフの最終日は、その日のデータがまだそろっていないため、欠けて見えることがよくあります。レポート上部の「最終更新」の表示を確認してください。落ち込みが最終日だけに見え、レポートが最近更新されていないなら、最初の一歩は少し待つことです。

落ち込みが数日続いていて、レポートも最新なら、別のデータと比べてください。サイトにアクセスカウンターや Google Analytics があれば、同じ日に Google からの訪問者も減っていますか。二つのデータが同じことを示しているなら、落ち込みは本物です。私たちの場合、レポートは最新で、落ち込みは数日続いていました。つまりレポートの遅れではありませんでした。

2. 手動による対策とセキュリティの問題のページ

Search Console の「セキュリティと手動による対策」という項目の下には二つのページがあります。手動による対策とは、Google の担当者がサイトを確認し、ルール違反と判断したという意味です。セキュリティの問題は、サイトに有害なコードが仕込まれたか、サイトが乗っ取られた可能性を示します。どちらも急な落ち込みのいちばん分かりやすい原因に入り、Google はこれらのページで文書として知らせます。

これらのページに記録があれば、進む道ははっきりしています。書かれている問題を直し、同じページから再審査を依頼してください。記録がなければ、原因は別の場所にあります。私たちの場合、二つのページはどちらも空でした。手動による対策もセキュリティの問題もありませんでした。

3. ページが消えたのか、順位が下がったのか

検索流入は二つの異なる道筋で消えることがあります。一つ目は、ページが Google のインデックスから外れた場合で、検索しても表示されません。二つ目は、ページはインデックスに残っているものの、検索結果でずっと下に落ちた場合で、そこまで下を見る人は少ないため表示回数も減ります。どちらかによって対処法が違うので、何が起きたのかを知る必要があります。

見分けるには、三つの場所を見てください。

私たちの場合、インデックス登録済みのページ数は変わりませんでした。ページはそのまま残っていました。一方で平均掲載順位は10〜13位のあたりから60〜78位のあたりへと後退しました。つまり問題はページが消えたことではなく、Google が私たちのサイトを検索結果のずっと下に置くようになったことでした。この見分けが次の一歩を決めました。

4. Google のアップデート日程を確認する

Google は検索システムの大きな変更を Google Search Status Dashboard のページで告知しています。そこにはアップデートごとに開始日と完了日が書かれています。落ち込みが始まった日があるアップデートの展開期間に入っているなら、そのアップデートでサイトが評価し直された可能性が高いと言えます。

私たちの落ち込みは、Google の2026年9月のスパムアップデートと同じ週に重なりました。このアップデートは9月24日に始まり、10月8日に完了しました。これを確かな原因として書くことはできません。Google は、あるサイトの順位をなぜ下げたのかを個別に説明しないからです。それでも日付が重なったことで、原因を一つのページではなくサイト全体で探すべきだと分かりました。

短い確認リスト

5. サイトの最近の変更を見直す

アップデートの日程は方向を示してくれますが、本当の問いは、サイトの何がその評価に引っかかったのかということです。ここ数週間の変更を紙に書き出し、Google のスパムに関するポリシーやコンテンツのポリシーと並べて比べてください。小さな事業者のサイトでよく見られる項目は次のとおりです。

自社サイトでも、このうちのいくつかが見つかりました。短い期間に多くの記事を公開していました。一部の記事の公開日は、ファイルが実際に作られた日より前になっていました。記事の書き手は人ではなく会社名で表示されていました。一部の記事は同じテーマをとても似た形で扱っており、一部の翻訳では段落が欠けていました。

私たちが行った修正は次のとおりです。公開日を、各記事が実際に公開された日に合わせました。各記事に実際の書き手を、名前と短い紹介を添えて加えました。互いによく似た記事は一つにまとめ、古いアドレスを新しい記事へ転送するようにしました。欠けていた翻訳を補いました。これからの記事についても、公開日は公開した日にするというルールを決めました。

6. やってはいけないこと

急な落ち込みの場面では、よくある失敗が、見つかった問題より大きな害をもたらすことがあります。

7. 待つ間に:Google に頼らない経路

修正を終えたあとの回復は、Google が次にサイトを評価するタイミングにかかっており、その日付をこちらで決めることはできません。その間、お客様がこちらにたどり着く別の道に力を入れることで、事業が検索結果に頼る度合いを下げることにもつながり得ます。

私たちも今まさにこの段階にいます。修正は終え、回復は Google の次の評価を待っています。その間、私たちは Google に頼らない経路に力を入れています。サイトを長い間更新しておらず、その構成のせいでこうした修正が難しいなら、古いホームページはいつリニューアルすべき?サインの記事にあるサインも見てみてください。

よくある質問

Search Console で流入が一晩で落ちるのはなぜですか?

よくある原因は、レポートの遅れ、手動による対策、セキュリティの問題、ページのインデックスからの除外、そしてアップデートで Google がサイトを評価し直すことです。これらを順番に確認すれば、原因が分かる前の不要な変更を避けられる場合があります。

手動による対策がない場合、落ち込みの原因は何が考えられますか?

インデックス登録済みのページ数が変わらず、平均掲載順位が後退しているなら、Google がサイトを評価し直した可能性が高いと言えます。落ち込んだ日付を Google Search Status Dashboard のアップデート日程と比べ、ここ数週間にサイトで行った一括の変更を見直してください。

落ち込みのあとにページを削除するのは正しいですか?

原因が分かる前に一括で削除すると、良いページまで失うおそれがあります。本当に不要なページや互いによく似たページがあるなら、一つのページにまとめて古いアドレスを新しいページへ転送するほうが、管理しやすい進め方です。

修正のあと、流入はいつ戻りますか?

前もって言うことはできません。回復は Google が次にサイトを評価するタイミングにかかっています。その間は修正を毎日変えず、電話、ビジネスプロフィール、直接の提案のような Google に頼らない経路に力を入れるほうが、健全な進め方です。

サイトを一緒に見直しましょう

検索流入が急に落ち、どこから手をつければよいか分からない場合は、このリストを御社のサイトと一緒に一つずつ確認できます。新しいサイトやリニューアルをお考えなら、ウェブサイト&多言語サイトのページで、多言語、SEO に配慮した、スマートフォンに対応したサイトづくりを紹介しています。

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