データを集めるのは簡単に見えます。列をもうひとつ、質問をもうひとつ。問題は後から来ます。誤って集めたデータを直す費用は、誤って書いた規則を直す費用よりはるかに大きくなります。規則は一か所にありますが、データはあらゆる場所に積み上がるからです。
規則を変えれば、その効き目はその瞬間から始まります。項目を変えると、過去に集めた記録はすべて古い形のまま残ります。こうして形がふたつになり、報告はその両方を数えなければなりません。記録の数が増えるほど、この区別そのものがひとつの仕事になります。
よくある間違いは三つです。誰も使わない項目を集めること。同じ顧客が複数の行に散らばるのを放っておくこと。項目名が時とともにずれていくのを放っておくこと。三つとも最初は害がないように見えて、後から報告を壊します。
項目ごとに問いをひとつ。この情報はどの判断を変えるのか。答えが出ないなら、その項目も要りません。集めたのに使われないデータは、記入の手間と保管の責任を同時に連れてきます。
同じ人が別の経路から書くたびに新しい行が開くと、顧客の数は実際より大きく見えます。人を見分ける固定の項目を決め、記録がその項目を軸に更新されるようにしてください。
列の名前を変えると、その名前を読むあらゆる場所で静かに空が返ることがあります。名前は一度決めたら動かさないこと。変えるなら、まず読んでいる場所の一覧を作ってください。
集めることと同じくらい大切な二つ目の問いです。どの仕組みがデータを持っているか、誰が触れられるか、どれだけの期間置くか、消してほしいと言われたときどう消すか。この四つの答えが書かれていなければ、データは集めたが引き受けてはいない、ということになります。
法律の側は別の記事で扱いました。AIとデータ保護:あなたのデータはどこへ行くのか。この講は何を集めるかを見て、あの記事は集めたものがどこに置かれるかを見ています。ひとつの問いの二つの面です。
集めておられる項目が役目を果たしているか、一緒に見直せます。ご連絡いただければ十分です。